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本ブログの内容は、あくまで代表 徐勝徹の個人的な見解であり、Projeteam, Inc.の公式見解や業務上の立場を示すものではありません。
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「パナマの成功」は繰り返せるのか?──ベネズエラ情勢をめぐる中南米諸国の対応とトランプの「ディール至上主義」のリスク
シリーズ: 行雲流水 トランプ政権がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束したというニュースを見て、歴史に詳しい人なら1989年のパナマ侵攻を思い出すかもしれません。当時も「麻薬密輸」を口実に、ノリエガ将軍がアメリカに連れ去られました。しかし、37年前の「成功体験」を今回も再現できるのでしょうか。 ベネズエラという国が抱える複雑さは、アフガニスタンの終わりなきゲリラ戦、ハイチの国家崩壊、イラクの資源争奪戦──過去20年間にアメリカが経験した「失敗のすべて」を凝縮したかのようです。しかも、トランプ大統領は早くも民主派のマチャド氏を「統治能力がない」と切り捨て、旧体制との取引を示唆しています。 富良野とPhronaが、国際法の正当性から中南米の分裂、そして「民主主義なきディール」の行方まで、この歴史的事件の深層を読み解きます。 「パナマの再現」という幻想 富良野: 今回のベネズエラ攻撃、トランプ政権は明らかに1989年のパナマ侵攻をモデルにしていますよね。「麻薬テロ」を口実に、相手国のトップを「犯罪者」として米国内で起訴し、軍事行動を「法執行の延長」として

Seo Seungchul
1月4日読了時間: 23分


「アメリカ・ファースト」の国家安全保障戦略は、世界秩序を書き換えるのか──ベネズエラ作戦が示した「言葉から行動へ」
シリーズ: 知新察来 ◆今回のピックアップ記事: Emily Harding, " The National Security Strategy: The Good, the Not So Great, and the Alarm Bells " (Center for Strategic and International Studies, 2025年12月5日) 概要:2025年12月に発表されたトランプ政権の国家安全保障戦略(NSS)を分析したコメンタリー。「アメリカ・ファースト」外交政策の具体化として、欧州への厳しい姿勢、中国との競争、民主主義推進政策の終焉などを検討し、長期的な同盟関係や世界秩序への影響について警鐘を鳴らしている。 2025年12月、トランプ政権が発表した国家安全保障戦略(National Security Strategy)は、単なる政策文書ではありませんでした。そこには、「アメリカは世界の秩序を支えるアトラスではない」という明確な宣言が刻まれています。民主主義の推進よりも繁栄を、同盟国への配慮よりも自国の利益を──

Seo Seungchul
1月4日読了時間: 14分


カラカス爆撃とマドゥロ拘束──「モンロー主義2.0」の衝撃と中国の沈黙が意味するもの
シリーズ: 知新察来 ◆今回のピックアップ記事: Alfredo Toro Hardy, "China, Trump, and Regime Change in Venezuela" (Global Policy Journal, 2025年11月5日) Christian Schulz et al., "Venezuela instability: market implications" (Allianz Global Investors, 2025年12月8日) Yang Xiaotong, "Will China come to Venezuela's rescue?" (Al Jazeera, 2025年12月26日) Igor Patrick, "Trump confirms US captured Maduro, bombed Caracas, hours after China meeting" (South China Morning Post, 2026年1月3日) 2026年1月3日未明、ベネズエラの首都カラカスの空

Seo Seungchul
1月3日読了時間: 14分


「石油のために大統領を拘束する」──21世紀の資源帝国主義とは何か
シリーズ: 知新察来 ◆今回のピックアップ記事: Dharna Noor et al. "Trump’s claims to Venezuelan oil are part of broader ‘resource imperialism’, experts say" (The Guardian, 2025年12月24日) William Christou "Why has US attacked Caracas and captured Venezuela’s president?" (The Guardian, 2026年1月3日) 2026年1月3日、世界は衝撃的なニュースで目を覚ましました。アメリカがベネズエラの首都カラカスを空爆し、現職大統領ニコラス・マドゥロを拘束、国外に連行したというのです。麻薬密売対策を名目としながら、その背後には世界最大の石油埋蔵量を誇る国への支配欲が見え隠れします。 トランプ政権は就任以来、ベネズエラへの圧力を強め、石油タンカーを拿捕し、「押収した石油は戦略備蓄に使うかもしれない」と公言してきました。専門

Seo Seungchul
1月3日読了時間: 12分
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